| 2005.1.20 サロモンスキーサービス 伊東 裕樹 |
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佐 々木 明 02〜03シーズンにW-CUPSLウェンゲンでスタートナンバー65番から100/4差で2位に入り一気にヨーロッパで知名度を上げたマルチスキーヤーだ。
明のサービスを始めて5シーズン目、明の身近に居る一人として明のことをここに書きたいと思う。
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い ろいろなジャンル(ジャーナリスト、レーサー、コーチなど)の人々は明を天才と呼びスキーに対して優れたポテンシャルを叶え揃えてると褒めている。一緒にトレーニングしているレーサーでさえ、明は何も努力、苦労をしないで今のリザルト、ファーストグループを維持してると思っている。
私は、1年間の250日以上を明と共にトレーニング、レース、日常生活をしているが、明の頭の中は勝つ為の戦略やトレーニングのことも考えているが、一番多く考えていることは楽しくスキーをすることなのである。私から見て明は自分が進化する為の体作りにはかなりの時間を使っている。人はそれを努力とか頑張ってるとか言うのだけど、明にはそういう言葉は存在しない。つまり「楽しいスキーをする為には強い体が不可欠」という理論であって、明にとっては楽しいスキーができることが一番重要なのだ。だからスキートレーニングの時も、明は楽しいスキーをする為に妥協はしない。 |
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昨 年、アメリカチームと合同トレーニングをしてる時にコースセットが悪いと早々とトレーニングをやめてしまった。他のレーサーは何も言わずにトレーニングをしているのに・・・。しかしその後、ボディーが来てトレーニングを始めすぐコーチに「俺を怪我させるきか」と食って掛かっていたことがある。
今年も明は、セットが悪いと相当な癇癪を起こしコーチを困らせることがたびたびある。その時も他の選手は何も言わずトレーニングをしている。明を知らない人がこのことを聞くときっと我儘なレーサーだと思うだろう。しかし明は楽しいスキーを追及するあまりこういったことにもなることがある。明のそういった普通の人間には持っていない鋭い感覚や感性は、トップレーサーにしか持ち合わせていなく他の選手には理解できないことなのかもしれない。 |
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W -CUPSL1戦目ビーバークリーク、明は後ろ向きでゴールをした。明は今まで重要なレースでない時やミスをした時に、ファンサービスとしてそのスタイルでフィニッシュしている。しかし、明はワールドカップでもそれをやってしまったのである。明のサービスマンだから明を庇って、このことを書くのではなく本当の現場でこのことについてどのように思われているかを書きたいと思う。
この日の一本目は、明にとって楽しくないスキーだった。1/100を争う競技の中で決して早くないその行動を、各国のコーチ、サービスマン、レーサー達は、どうして後ろ向きでゴールしたのか正直に不思議がっていた。しかしゴールでは明のその行動に歓声が湧いてしまったのである。1本目と2本目の間に少しばかり話題になったが問題行為としてはされず、(実際、少しでも問題があればあのうるさいオーストリーチームからミーティングで抗議して何かのペナルティーを与えようというはずである)ミーティングでは、話題にもならなかった。ただ、2本目のスタート前には各国のサービスマンやコーチ達の中で次は何をやるのか、と話題になっていた。中には、次は前転してゴールしてくれと言う人もでてきた。明は、スタート前、ナーバスになることもないので、やたらとみんな声を掛けてくる。明の友人のキリー(アルベレヒト キリアン)は、携帯のカメラで一緒に記念撮影をするぐらいなのである。 |
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| こ の事件に関して日本では批判的のようで、ジャーナリストもいろいろと書いているようだが、事実はつまらないかもしれないが、現場ではそんなに話題になっていない。他の選手にとっても、明が後ろでゴールして入ってくれた方がタイムも出なく自分より遅くなるのでいいことだし、スキースポーツを侮辱してるとかスポーツ精神に反してるという方もいるが、明はもともと自分をアスリートと思っていない。明は根っからのマルチスキーヤーなのです。それよりも、ドーピングをしてまで成績を追求する方がよっぽどスポーツを侮辱してると私は思う。明のその行動で他のレーサーから相手にされなくなるとかコーチからも声を掛けられなくなるとか、チームに迷惑を掛けているのではと心配されている人が居るかもしれないが、そんなことは全くないのでご心配なく今まで通り応援して下さい。 |
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| 明 はどういった人間なのかとよく聞かれるが、私はよく大きな子供だと言っている。いつも楽しいことを探して見つけて納得するまでそれを続ける姿を見ていると、本当に子供と一緒だなと良く思う。明にとってスキーとは勝負の世界だけではなく、遊びなのである。その遊び感覚で勝利を掴むのは簡単ではないのは本人の明自身が良く知ってると思うが、そんな明にサービスとして最後まで付き合いたいと思う。 |
| 遊び感覚で世界を相手に戦うSASAKI AKIRAに期待して下さい。 |