| 2005.2.3 コンディショニングトレーナー 金田俊範 |
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| 今 シーズンから佐々木明選手のコンディショニングトレーナーを担当して、早くもシーズン後半に突入しました。一つ一つの試合が終わるたびに世界で戦う難しさや、その世界でトップ選手として戦っている明のすごさを実感しています。そこで今回は、共にワールドカップを転戦している僕から見た「明のすごいなと思う部分」を3つご紹介したいと思います。 |
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| ま ず一つ目は「感覚」。明は自分の体に関しては非常に細かい感覚があります。ほとんど体のケアーを行いません。本当に筋肉が疲れ自分ではどうしようも出来なくなったときにしか、体のケアーはしないのです。それはなぜか?明は自分で疲れたときには何をすべきか解っているのです。例えば腰が痛くなってきたとします。そうすると明は何も言わなくても、腹筋を多めにして背中の張りをとり、股関節周りのストレッチなどを入念に行い、自分でしっかりと体のコンディショニングをします。体のケアーを行うときでも明本人から「今こういう状態になっていると思うから見てみて」という話をもらって、体のケアーを行います。こういった事は常に自分の体の意識をしているからこそ身につく感覚だと思います。 |
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| 二 つ目に「集中力」です。明はいつもトップくらいでインスペクションが終わります。インスペクションが終わると大体はスタートまでレストランで休みます。スタートが近くなると伊東サービスマンがスタートに向かい、その次に僕が明より早めにスタートに向かいます。その間、明は一人になり徐々に集中力を高めていきます。スタートに来るとだいぶ目の色が変わっていますね。そこからスタートハウスに入るまでストレッチをしながら体を動かしますが、その間に他のチームのコーチや選手とのコミュニケーションもしますし、ギャラリーに声をかけられてもしっかりと受け答えをします。ですが集中力を切らした事は一度も見たことがありません。本当にゴールするまで集中力を切らさないタフさがあります。前の選手との間隔がコース整備などで開いたとしても集中は切れません。このモチベーションの高さが今現在トップにいる一つの要素だと思います。 |
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| 三 つ目にバランスです。明の一番優れている部分は体幹バランスです。このバランス感覚はトレーニングの効果もありますが、生まれ持った素質もあると思います。スキー動作での体幹部分の使い方は異常に上手いのです。僕が初めて明の滑りを見たとき、最初に目に入ったのも体幹部の使い方でした。日本人にもこんなにうまく体幹部分を使える選手がいるのだと思いましたね。腰が落ちたとしてもそこから体幹を使って上体を前に持っていく滑りは本当に「すごい」の一言でした。あの時の印象は今でも忘れません。 |
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明 は休みの日にもスキーをしに行きます。アルペンじゃなくもう一つの趣味である「飛び」のスキーをしに行きます。後ろ向きで滑ったり、パイプを使ってスライドしてみたり、飛んだりとスキーを使って本当に楽しく遊びます。スキーの遊びに関しては世界一でしょう。本当に子供のようですから。しかし実際のところ、このスキー遊びが明のバランス向上に結びついていますし、良いトレーニングになっていると思います。明のエアーは本当に高いですよ!!!トレーナーとしては怪我をしないか心配になりますけど、明のエアーを見るといつも見とれていますね(笑)
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| 今 現在の明は、世界選手権に向けて新しい気持ちで頑張っています!!!キッツビューエルやシュラドミングでは明本人も我々スタッフも悔しい思いをしました。しかしこれからのビッグゲームに向けて明はどんどん前に進むと思います。期待して応援してください!! |